イベントコンパニオンに仕事を依頼するには派遣契約と業務委託の二つの方法があります。
派遣契約は、派遣会社からイベントコンパニオンを派遣してもらうという契約です。この場合、仕事の責任は依頼者側にあります。
一方、業務委託の場合、業務委託契約書を業者と依頼者側との間で結び、業務を業者に請け負ってもらうことになります。この場合、仕事の責任はイベントコンパニオンの業者にあります。
派遣契約の場合は依頼者側がコンパニオンに仕事の指示を出すことができますが、業務委託の場合、依頼者側がコンパニオンに直接指示を出すことはできません。
このように派遣契約と業務委託には根本的な違いがあります。仕事を頼む場合はこの違いを理解した上で依頼しなければなりません。

ベント会場でよく見かける、笑顔で接客する女性がイベントコンパニオンです。多くの場合は展示されている商品をアピールしたり集客に力を入れたりするために配置されています。

イベントコンパニオンに仕事を依頼する場合、企業などが派遣会社にイベントコンパニオンの派遣を依頼し、派遣会社が登録しているイベントコンパニオンをイベント会場に派遣するという方法が主流です。
派遣されたイベントコンパニオンは商品のアピールやアンケートの回収、チラシ配りなどの業務を行う場合は、時給は比較的安い金額となります。
また、マイクを使用して人前に立ち、イベントの司会進行をしたり商品をアピールしたりするイベントコンパニオンもいます。この業務などは時給が高額になります。
イベントコンパニオンは時給も高く華やかな仕事だと思う方がいますが、イベント中は終始立ちっぱなしです。さらに疲れていても笑顔を絶やすことができないハードな仕事です。
イベントコンパニオンの派遣会社によってはコンパニオン業務全般をこなせるだけでなく、アナウンス業務など特定の業務に力を入れているという派遣会社も少なくありません。
イベントコンパニオンの派遣を依頼する際には、まずはどのような業務を依頼したいのかを考え、その業務に強い派遣会社に依頼することがおすすめです。

イベントコンパニオンの業務委託は依頼者側の業務を完遂し納品することが目的となるため、請負契約となり、業務に関する責任が全て業者にかかります。
メリットとしては、直接の管理ができないので指導する必要がないということがあげられます。また業務委託先が雇用するスタッフなので、派遣のように期間や職種の制限はありません。逆にデメリットとしては、契約にあたっての法定要件が複雑になるということがあります。
契約に当たっては、業務請負基本契約に加え、施設・設備賃貸契約が必要になるなど、業務の内容に応じた個別の契約が必要となってきます。

イベントコンパニオンに仕事を頼む場合、依頼の方法には派遣契約と業務委託の二つがあります。業務委託の場合、一括で仕事を依頼すれば業者が適切な人材を選び、仕事内容の指導まで細かく対応可能です。
ただし、法的な手続きが多いため、長期の契約以外の単発なら契約は煩雑となります。一方派遣契約の場合は期間の長短を問わず仕事の依頼がしやすいというメリットがあります。ただし、派遣されてきたイベントコンパニオンの仕事内容などの指導はすべて行わなければなりません。
どちらの依頼の方法でも煩雑な部分はありますが、展示会や発表会などのイベントはそれ程長期にわたることはありません。必要とする業務に精通したイベントコンパニオンの派遣さえしてもらえれば、派遣契約の方が仕事の流れはスムーズとなります。詳細は当社でもご案内しておりますのでお気軽にご連絡ください。