「個撮モデルって何？」「普通のモデルとはどう違うの？」「個撮モデルに興味あるけど危ない？」こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

カメラマンとモデルが1対1で個人撮影を行う個撮が人気となっています。報酬も高く、エージェントとの契約などの手間が少なくモデルとしての仕事を始めやすいのです。

この記事では、個撮モデルについて、仕事の内容や受け方、注意点や解決方法まで詳しく紹介いたします。

個撮モデルと普通のモデルの違い

モデルという仕事の中には、「個撮モデル」と呼ばれるジャンルが存在します。個撮モデルの「個撮」は「個人撮影」の略で、アマチュアカメラマンが個人的にモデルを雇って撮影する活動を指します。テレビCMや雑誌などで見かける普通のモデルとは、以下のような違いがあります。

	個撮モデル	普通のモデル
定義	モデル1人に対して、カメラマン1人で撮影するスタイル	ファッションショー、雑誌、広告、テレビCMなど、商業的な目的でのモデリング活動
場所	スタジオ、公園、アウトドアなど多岐にわたる	大規模な撮影スタジオ、ランウェイ、ロケ地
目的	カメラマンのポートフォリオ作成、技術向上、趣味、SNSコンテンツ制作	商品やブランドの宣伝、ファッションの紹介、雑誌の特集
報酬	撮影内容やモデルの知名度に応じて変動	エージェンシー契約が主流で、契約内容に基づく報酬
契約	エージェンシーとの契約は必須ではない。個人的な活動が中心	多くがモデリングエージェンシーと契約。エージェンシーが仕事を斡旋

個撮モデルの仕事を受けるには？

個撮モデルの仕事を受けるには、いくつかの方法があります。
代表的な3つの方法を見てみましょう。

①SNSや自身のウェブサイトで発信していく

SNSやウェブサイトに自身の写真やプロフィールをアップロードし、露出を高めることで個撮モデルの仕事に繋げていく方法です。プロフィールをしっかりと設定し、活動内容を日々更新することで、自身のポートフォリオを外部に発信できます。インターネット上で自身の活動をPRし、カメラマンの目に止まることで、仕事を受けることができます。

②知人からの紹介

カメラマンやモデルなどの知人から、仕事を紹介してもらう方法です。
撮影でお世話になったカメラマンや、同業のモデルから自身を評価されることで、新たな個撮モデルの仕事をオファー・紹介してもらえる場合があります。
コネクションや実績が必要となりますので、個撮モデルを始め立ての場合には、撮影イベントに参加したり、初めは無料や低料金で仕事を受け、経験やポートフォリオを積み上げていくケースも存在します。
自身を知ってもらった後で仕事を受けられるので、ミスマッチの抑制となります。

③カメラマンとモデルを結びつけるマッチングサービスに登録

カメラマンとモデルを結びつけるマッチングサービスを行う専門のサイトがあります。プラットフォームを活用することで、個撮モデルの仕事を受けられる場合があります。専門サイトを活用することで、カメラマンなど発注者とマッチングできる可能性が高く、登録情報の悪用や誹謗中傷を受ける確率も低減できるのです。
無料で登録できるサイトもあり、初心者から上級者まで多彩な層におすすめできる方法です。SNSや自身やウェブサイトと組み合わせることで、より自身のPRを行えます。

撮影場所の決め方

個撮モデルの撮影は、撮影者のコンセプトに合わせたロケーションで撮影します。また、背景に他の人が映り込んでしまうと他人の個人情報が含まれてしまい、上手に撮れていても撮り直しとなる場合があり、人の映り込みリスクを下げた場所をカメラマンがリサーチし、撮影場所を決めていきます。

カメラマンとモデルの双方で意見を出し合う場合もありますが、主にカメラマン主体で撮影場所を決めていきます。
撮影場所は、以下のような場所となります。

• 自然の中（海辺、公園など）
• アーバンエリア（街中やカフェなど）
• 室内（スタジオ、レンタルスペースやホテルの部屋など）
• その他（工場、倉庫、廃墟など）

撮影衣装の決め方

撮影衣装も撮影場所と同様に、クライアントが希望するテーマやコンセプトに合わせ決まっていきます。モデルの個性や体型を考慮しつつ衣装を決めていく場合もありますが、大まかな衣装は事前に決められている場合がほとんどです。

お金・報酬について

事務所やマッチングサービスを経由せず、個人で個撮モデルの契約を行う場合、報酬の受け取り方法や金額はクライアントと自ら交渉し決定していきます。
個撮モデルの報酬は実績や撮影内容により変動しますが、大体の相場感としては、1時間1,500円〜5,000円程度となります。
報酬受け取りは、現金や銀行振り込みで、仕事を行った後に支払われる場合が一般的です。

個撮モデルの注意点

個撮モデルで仕事を受けるには、いくつかの注意点があります。

安全性の確保

カメラマンとモデルが1対1で個人撮影は、カメラマンとモデルがコミュニケーションをとりやすいという利点がある反面、安全性の確保には注意が必要です。撮影によってはホテルなどの個室で行われ、水着やコスプレといった過激な衣装で撮影する場合もあります。

お金のトラブル

個人契約で仕事を受ける場合、報酬額や諸条件を口約束で行うと、後で聞いていた条件と違ったというトラブルになりかねませんので注意が必要です。契約書の締結が望ましいですが、難しい場合はメールなどの履歴が残る方法で行いましょう。
また、報酬の未払いリスクも考えられます。トラブルが発生した場合に個人での取り立ては難しいので、場合によっては前払いの交渉が必要です。
一方、事務所や代理店経由の場合、金銭の交渉や支払い管理を第三者が行うので、上記リスクを低減できます。また、マッチングサイト経由で仕事を受ける場合、報酬の立て替えを行うサービスもありますので、積極的に活用すると良いでしょう。

写真の利用範囲

撮影した写真の利用範囲や目的、著作権の取り決めなどを行わないと、自分が意図していない場面で写真を使用されかねません。特にインターネットで使用されると、拡散性があり完全に削除するのが不可能です。写真に関する細かな条件を明確にすることが必要です。

注意点への対応策

注意点を解消しながら安心安全に個撮モデルを行うには、カメラマンとモデルを結びつけるマッチングサイトの活用がおすすめです。サービスを活用することで、仕事の受注に繋がるだけではなく、契約書の締結や履歴の記録によりトラブルを回避、報酬はデポジット形式で支払われ、不履行リスクを抑えます。マッチングサイトに双方の情報を登録するため、撮影時の安全面も向上します。

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