イベントコンパニオンにおすすめする体力づくりの方法
体力作りについて
イベントコンパニオンに必要なことの一つに、体力があります。
イベントコンパニオンという仕事は、立ったまま長時間接客をしますので、実は体力が必要な仕事なのです。
しかも、ただの体力仕事ではありません。
疲れを微塵も見せることなく、笑顔で接客をし続けるわけですから、体力作りは欠かすことができません。
だからといってスポーツ選手のような筋肉の作り方をしたらよいというわけでもありませんので、ここでは、美しさを保ちながら体力もつけられるような、イベントコンパニオン向けの体力作りの方法についてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
「ウォーキング」について
今すぐ始められる体力作りのひとつにウォーキングがあります。
ウォーキングを体力づくりのために行う場合には、正しいフォームを意識することが大切です。
ウォーキングで効果的に体力を向上させるために、事前に正しいフォームをしっかりチェックしておきましょう。
ウォーキングの正しいフォームとは、まず猫背にならないようにすることです。
背筋はまっすぐに伸ばします。そして、膝を伸ばし、かかとから着地するように歩きます。
足はかかとからつま先へ重心を移動するように意識し、すべての足指でしっかりと地面を踏みこみます。
肘は90度に曲げ、肩甲骨から動かすように意識して、大きく腕を振ります。
腕の振りに合わせて、規則的に呼吸します。
間違ったフォームでウォーキングを続けると、効果が出ないだけでなく、けがや関節の痛みの原因になることもありますので気をつけましょう。
体力づくりのためには、1日20分以上のウォーキングを継続するのが理想ですが、体調や天気に合わせ無理なく続けることが大切です。
慣れてきたら、速さや距離を増やしていくとさらに体力が向上します。
ウォーキングの前後には水分補給やストレッチも忘れないようにしましょう。
「ランニング」について
体力づくりのためにランニングはとても効果的ですが、今まで運動をしてこなかった人がいきなり長時間・長距離のランニングをこなすことは困難です。
それだけでなく、いきなり走ることによって、心肺に負担がかかったり、足腰の怪我を招いてしまったりします。
そこで、ランニングをする際には焦らずに、少しずつ走る量を増やしていくことが大切になります。
自分の成長を長い目で見て、一か月目、二か月目、三か月目と長いスパンで練習内容を強化していく必要があります。
また、長距離を走るための筋肉や持久力をつけるには、筋トレも大切です。
いきなり激しい筋トレをするのではなく、ストレッチや柔軟体操など、簡単にこなせるものから始めると良いでしょう。
また、走るときは足の着地点や正しい走行姿勢などを知ったうえで、体に負担をかけないランニングを心がけましょう。
「ストレッチ」について
体力づくりのためのストレッチはどのようにするのが良いのでしょうか。
胸のストレッチはあぐらをかいた状態で行います。
両手を体の後ろで組み、胸を張って両手を後ろに突き出します。
背中のストレッチもあぐらをかいた状態で行います。両手を前で組み、腹部を見ながら背中を曲げ、腕を前方に突き出します。
肩のストレッチは椅子に座り左手を前に伸ばし、右手を下から回し左手を体に引き寄せます。左右交互に行います。
股関節・股の内側のストレッチは座って体の前で両足の裏側を合わせます。
胸を張って上体を前に倒します。
腰や太ももの内側のストレッチは左脚を伸ばして座り、右脚を左脚の外側に立てます。
立てた脚の側に上体をひねります。
同時に腕で立てた脚の内側を押します。
左右交互に行います。
太ももの後ろのストレッチは、脚を前に伸ばして座り、胸を張ったまま上体を前に倒します。
太ももの前側のストレッチは、座って左脚を前に曲げておき、右脚の甲を右手で持ちお尻の方向にひきつけます。
左右交互に行います。
ふくらはぎのストレッチは立った状態で脚を前後に開き、胸を張って腰を前に出します。
この時、後ろ脚のかかとを床に付け、膝とつま先を前に向けます。これも左右交互に行います。
これらのストレッチは基本的に、筋力トレーニングなどの前に身体をほぐす運動です。
10秒×2セットを基本に、ゆっくりと呼吸を止めずに行って下さい。
痛みがある場合は無理をしないことも大事です。
「筋力トレーニング」について
普段あまりスポーツをしない人にとっても簡単に体力アップさせるための筋力トレーニングにはどのようなやり方があるのでしょうか。
例をあげ、解説していきましょう。
膝伸ばしは、椅子に座り背筋を伸ばします。
ゆっくりと左脚の膝を極力まっすぐに伸ばします。
膝を伸ばした状態でつま先を上に向けます。
1秒ぐらいかけ元に戻します。左右交互に行います。
上体起こしは両膝を立てて仰向けに寝て、脚を腰の幅に開きます。
両腕を前方に伸ばし、太ももを触りながら肩を床から離れるように上体を起こします。
両手を太ももから膝にかけて滑らせていきます。
1秒ぐらいかけ元に戻します。
スクワットは肩幅に脚を開き背筋を伸ばします。
つま先と膝が同じ方向に曲がるのを見ながらゆっくりと椅子に座るように45°ぐらいまで曲げます。
この時、椅子の背もたれなどに両手をつき支えにするとやり易いです。
これも1秒ぐらいかけ元に戻します。
これらの筋力トレーニングは、1種目10回を2~3セットするのが理想です。
呼吸は止めず、できるだけゆっくりと行います。
筋力トレーニングの前にストレッチで体をほぐし、痛みを感じたら無理をしないようにして下さい。
体力勝負のイベントコンパニオンにおすすめの体力作りの方法
イベントコンパニオンは、1日中立ちっぱなしで接客をすることも多く、体力が必要な仕事です。
日々、体力作りのためのトレーニングをすることが大切です。
具体的にどのようなことをすればよいのか、おさらいしておきましょう。
まず、どのようなトレーニングをするにしても、ストレッチは大切です。
トレーニングの前後にストレッチをするほか、トレーニングをしない日でもストレッチだけでも行うと、ボディラインの維持にも役に立ちます。
普段運動をしない人がいきなり長時間のランニングを始めるというのは体に負担がかかりすぎることもあるので、正しい姿勢でのウォーキングから始めるとよいでしょう。
ランニングを始める際にも、長期的な目標を掲げ、だんだんと距離や時間を伸ばしていくようにするとよいでしょう。
筋力トレーニングは自宅でも行うことができるものを取り入れ、自分に合った体力作りを心がけましょう。