イベントコンパニオンに英語力は必要?英語が必要な仕事内容も紹介
展示会やイベントなどにおいて、受付・案内・説明・賑やかしといった様々な用途で採用されるイベントコンパニオン。
イベントを盛り上げ、華やかな印象を与えるだけでなく、接客応対などにおいてもクオリティが求められる仕事です。
中でも、英語が堪能なイベントコンパニオンは需要が高く、さまざまな仕事に引っ張りだこの人材です。
本記事では、イベントコンパニオンに英語力が必要なのかどうかについて解説。
仕事の幅が増えるのはもちろんですが、実際にどのような仕事があるのか、またどの程度の英語力が必要なのかについても解説します。
容姿が端麗であることはもちろん、清潔感・ビジネスマナー・整った身だしなみなども求められます。
また、高いヒールを履いての立ち仕事や、声出しなどもあるため体力も必須と言えるでしょう。
その分、給料も比較的良く、人気のイベントコンパニオンにもなると一般的なサラリーマン以上の給料を稼ぐことも可能です。
英語が堪能という方は、ぜひ本記事を参考にイベントコンパニオンの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。
イベントトコンパニオンの基礎知識
まずは、イベントコンパニオンがどのような仕事か分からないという方向けに、基本的な仕事内容などを解説します。
本項での解説内容は下記の通りです。
- イベントコンパニオンってどんな仕事?
- イベントコンパニオンに必要なスキルは?
- イベントコンパニオンはどんな人におすすめ?
- どのような服装で仕事をする?
イベントコンパニオンはさまざまなイベントや展示会などで採用されており、会場の至るところで来場者の案内などを行っています。
意識したことは無くても、見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。
ひとつずつ解説していきます。
イベントコンパニオンってどんな仕事?
イベントコンパニオンは、下記のような会場・イベントにおいて業務が行われます。
- ラウンドガール
- レースクイーン
- 展示会(受付、案内、アンケート・モデルなど)
- 街頭でのプロモーション
- フェス会場でのプロモーション
- 式典
- レセプションパーティ
- ナイトプロモーション
- セミナー・学会
- MC・ナレーター
- モデル(広告モデル・コマーシャルモデル)
- パチンコ店などのイベント
- 英語・中国語対応のイベントコンパニオン
ラウンドガールやレースクイーンといった華やかな衣装の女性だけが、イベントコンパニオンではありません。
該当でポロシャツのようなユニフォームを着て商品のプロモーションを行ったり、各種イベント会場で企業の商品を宣伝・販売などする場合もあります。
他にも、セミナー会場や各種式典・展示会などで来場者の案内を行う場合や、スーツを着て来客対応や言語対応を行うこともあり、その業務内容は会場によってさまざま。
当然業務の内容によって求められるスキル・容姿なども異なり、給料にも幅があります。
イベントコンパニオンに必要なスキルは?
イベントコンパニオンになるには、主に以下のようなスキルが必要です。
- 整った容姿
- コミュニケーション能力
- 体力
- 自己管理能力
イベントコンパニオンは基本的には容姿は整っている方がよいでしょう。
ただし、単純に容姿端麗であればいいというわけではなく、顧客に良い印象を与えられるような顔立ち・表情である必要があります。
スタイルの良さを求められることも多く、身長も160cm以上と高めのほうが採用される確率は高くなります。
慣れない衣装を着て一日中立ちっぱなしの仕事になることもあるので、体力も必要です。風邪をひかないなど自己管理能力が求められるでしょう。
また、上記のような資質・スキルを持っている人はたくさんいるので、それ以外にも本記事でご紹介するような英語力など、強みと呼べるスキルがあると仕事の幅が広がるかもしれません。
どのような服装で仕事をする?
イベントコンパニオンの服装・衣装はその業務内容によって様々です。
基本的にはクライアントが指定する衣装を着て会場に立つことになります。
レースクイーンやラウンドガールなどが分かりやすいイメージですが、露出度が高く華やかなは衣装ばかりというわけでもありません。
スーツなどのカッチリとした衣装や、ポロシャツ・Tシャツのような比較的カジュアルな衣装の場合もあります。
いずれにせよ、クライアントのイメージを崩さず、顧客に対して好印象を与えるような衣装が採用されています。
衣装を着こなすということも大切な業務内容なので、髪やネイルのカラーにも気を使う必要があるでしょう。
奇抜なカラーや派手なカラーは、もちろんクライアントのイメージを壊さなければ採用されますが、選択肢の幅を狭めることにはなるため避けた方が無難です。
イベントコンパニオンのなり方は?
イベントコンパニオンの雇用形態はさまざまで、専属契約などもありますが、一般的にはイベントコンパニオンの仕事を取り扱う派遣会社や事務所などに登録する必要があります。
求人情報誌やネット上で応募できるところも多いので、募集があったら応募してみてください。
書類選考や面接などがあり、採用されれば仕事の紹介をしてもらう流れになります。
また、登録すれば誰でもイベントコンパニオンとして働けるわけではなく、事前のオーディションや研修があることも多いです。
報酬によって難易度は異なりますが、条件が良ければそれだけ競争率も上がるので注意しましょう。
展示会やイベントなど多くの仕事は3~5日間ほど続くので、スケジュールに関しても余裕を見ておく必要があります。
イベントコンパニオンの仕事を得るには、場合によってはそれなりの競争を乗り越える必要があるものの、その分報酬だけでなくやりがいも得られる仕事なので、ぜひ挑戦してみてください。
イベントトコンパニオンに英語力は必要?
イベントコンパニオンに英語力が必要なのかどうがについて解説します。
結論から言うと「必ずしも必要ではありません」
一方で、英語をはじめとする言語対応ができることに損もありません。
どんな職種でも英語が話せることで選べる仕事が増えます。では、その内容について解説していきます。
- 英語ができると仕事の幅が増える
- 必要な英語力はどの程度?
- 英語のイベントコンパニオンになるのにしておいた方がいいこと
- 他に必要なスキルは?
- 中国語対応できるイベントコンパニオンも高需要
ひとつずつ詳しく解説していきます。
英語ができると仕事の幅が増える
イベントコンパニオンが配置される展示会などは、海外からの顧客が来ることも多く、案内・対応などでに英語が必要とされる場合もあります。
そのため、英語ができると、応募できる仕事の幅が広がります。
イベントコンパニオンはビジネスの場においても採用されるので、容姿やコミュニケーション能力以外の言語スキルなどは需要があります。
海外からのインバウンド需要もこれから増加していくと予想されるので、語学が堪能なイベントコンパニオンの需要も伸びていくでしょう
英語が必要なイベントコンパニオンの給料は?
英語ができるイベントコンパニオンの給料は、一般的なイベントコンパニオンよりも高くなります。
もちろん英語が不要な現場では同じ給料ですが、応募要項に英語必須などの条件がある場合は相場よりも高くなり、「英語対応が可能な場合別途○○円支給」と言った内容になっている場合も。
英語・中国語などの1つの言語対応の場合は、日給約15,000円~25,000円程度が目安です。
複数の言語が扱える場合は20,000円以上の日給も十分ありえるでしょう。
英語対応できるイベントコンパニオンというだけでも十分需要が高いはず。
容姿に自信があり、おまけに英語も話せるという方には割の良い仕事なので、ぜひ応募してみてください。
必要な英語力はどの程度?
英語対応はどの程度できればいいのでしょうか?
業務内容で異なりますが、おおよその目安としては「日常会話は問題無くこなせるレベル」です。
ブースの案内やアンケートなど、英語で説明する機会が多いことが予想されます。
顧客からの質問に不自由なく答えられる程度の英語力は必要になります。
専門の通訳のレベルまでは必要ありませんが、応募の際には留学経験やTOIECの点数などでアピールするのが一般的。
TOIECの点数なら600点以上は最低でも欲しいところです。
また、帰国子女など海外在住の経験がある場合もアピールポイントとなります。
アメリカ英語とイギリス英語によってもイントネーションが異なるので、ミスマッチを防ぐために面接などの際には確認しておくのがよいでしょう。
英語のイベントコンパニオンになるのにしておいた方がいいこと
暫くの期間、英会話から離れていた場合は、取り戻すための勉強は必要です。
特に問題無く会話ができるという場合は、どの程度の英語力があるのかを示す資料を作成しておきましょう。
履歴書などには留学経験・海外在住経験などを記載し、実際に英語を話している動画なども用意しておくとスムーズです。
応募から採用までのスピード感が早い場合も多いので、チャンスを逃さないよう日頃からアピール用の材料を用意しておくことが重要です。
他に必要なスキルは?
イベントコンパニオンとしての基本的な資質やビジネスマナーなどは当然必要ですが、海外の顧客に対応するためのマナーなども学んでおくとよいでしょう。
日本とは文化や習慣などが異なるので、相手の国のことを知ったうえでの対応ができると評価も上がり顧客にも喜ばれるはず。
イベントの概要・主旨などによってある程度事前に予測できることもあるので、調べておくことも重要です。
中国語対応できるイベントコンパニオンも高需要
近年では中国からの顧客も多いので、中国語対応ができるイベントコンパニオンの需要も高くなっています。
日本語・英語・中国語の3つの言語を扱えるトリリンガルなら応募できる仕事の幅もぐっと広がり、企業としても依頼したくなるはずです。
これから語学を身に着けたいという人は、英語だけでなく中国語を選択肢に入れるのもオススメです。
英語が必要なイベントコンパニオンの仕事内容
英語が必要なイベントコンパニオンの仕事内容について解説します。
内容は下記の通りです。
- 英語が必要なイベントコンパニオンの仕事
- 採用までの流れ
- 英語力が活かせるイベントコンパニオンの事務所
英語が必要と言っても、基本的な仕事内容や流れは大きく変わることはありません。
上記の内容を押さえて、英語を使った仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
英語が必要なイベントコンパニオンの仕事
英語が必要なイベントコンパニオンの仕事内容自体は、一般的なイベントコンパニオンと大きくは変わりません。
- 受付
- 案内・誘導
- アンケート
- 製品・企業PR
- カタログ・試供品配布
基本的には上記のような仕事が多く、英語が不要なイベントコンパニオンを普段からやっている方ならスムーズに取り組めるでしょう。
ただし、英語が必要ということなので、対応する顧客は外国人が想定されます。
外国人のみということも考えにくいので、基本的な日本語におけるビジネスマナー・接客応対なども必要になるでしょう。
採用までの流れ
英語が必要なイベントコンパニオンの、主な採用から本番までの流れを解説します。
主に以下の流れで業務に取り組みます。
- 仕事の案件募集
- エントリー
- 書類選考
- 面接・オーディション
- 合否決定
- 研修・リハーサル
- 当日本番
- 報酬受取
案件によって多少の差はありますが、上記が一般的な流れとなります。
応募から採用までの期間は短いこともあるので、いつでも応募できるよう情報は常にチェックしておくようにしましょう。
仕事の案件募集
案件の募集があったら応募します。
事務所側から「こんな案件がありますよ」と紹介してくれるパターンもあります。
いずれにせよ案内はメールや電話などで行われることが多いので、連絡は取れるようにしましょう。
返事が遅いと募集が終わってしまう可能性もあるので、迅速な対応が必要です。
エントリー
仕事の内容やスケジュールを確認し、問題なければエントリーします。
その際に、どの程度の英語力が必要なのかなどの情報も確認しておくとよいでしょう。
分からないことがあれば、事務所に確認しておき、不安材料は取り除いておくのがオススメです。
書類選考
書類選考がある場合は、必要な情報を記載して送ります。
事務所に入った時点に記入した書類で、案件の紹介があった時点で選考が終わっていることもあります。
写真が必要になることも多いので、きちんとしたプロのカメラマンに撮ってもらった写真を用意するのがよいでしょう。
面接・オーディション
書類選考に通ったら、今度は面接やオーディションがあります。
容姿の良さだけでなく、丁寧な言葉遣いや表情などの印象も見られるので注意しましょう。
また、英語が必要な仕事であればこの段階で英語力を見られる可能性が高いです。
案件にもよりますが、メイクやヘアセットも清潔感があるイメージで仕上げます。
ハキハキと明るく丁寧な応対を心がけて面接に挑みましょう。
合否決定
面接終了後、合否の判定が通知されます。
無事通ったらいよいよイベントコンパニオンの仕事が始まるので、体調を万全に整えておきましょう。
また、仮に通らなかったとしてもめげずに次の案件に応募します。
研修・リハーサル
採用が決まったら、多くの場合研修や事前リハーサルがあります。
期間は案件によってさまざまです。
いきなりぶっつけ本番ということもありますが、基本的には事前の説明があるはずなので、この時点で疑問点は全て潰してスムーズに業務に取り組めるようにしておきましょう。
マナー研修などが行われますが、以前受けたことがあれば受けなくて良い場合もあります。
当日本番
研修やリハーサルを終えたら、いよいよ仕事の本番です。
初めての仕事だと緊張するかもしれませんが、落ち着いて丁寧に取り組んでいきましょう。
場合によっては事務所のマネージャーなどがサポートしてくれることもあるので、不安があれば事前に相談するのがオススメです。
報酬受取
仕事が終わったら報酬を受け取ります。
受取方法は事務所や案件によってさまざまなので、事前に受け取り方法は把握しておくようにしましょう。
後々揉めないためにも、報酬がどのような形でいつ支払われるのかは、必ず確認しておくことをオススメします。
報酬を受け取ったら完了なので、また次の案件を探しましょう。
英語力が活かせるイベントコンパニオンの事務所
英語力が活かせるイベントコンパニオンの事務所をいくつか記載します。
いずれも有名な大手事務所なので、安心して利用できるので参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、英語が必要なイベントコンパニオンの仕事について解説しました。
英語が必要な仕事なので、一般的なイベントコンパニオンよりも報酬が高い傾向があり、需要も高いのでオススメです。
海外からのインバウンドも今後増えていく見込みなので、仕事は今後も増えていくことが予測されます。
英語が話せるという方はぜひ本記事を参考に案件に応募してみてはいかがでしょうか。