イベントコンパニオンの事務所に所属するには?応募後の流れや面接のコツとは?
「イベントコンパニオンになってみたいけど、どうすればなれるの?」
イベントコンパニオンの仕事が気になっている方の中には、そのような疑問を持っている方も多いでしょう。
イベントコンパニオンを目指すための第一歩となるのが、コンパニオンの事務所に所属することです。
この記事では、イベントコンパニオンの仕事とその事務所について詳しく解説します。
・イベントコンパニオンの事務所に応募した後はどのような流れで進むの?
・イベントコンパニオン事務所の面接に通過するコツは?
・そもそもイベントコンパニオンってどんな仕事?
この記事を読むことで、そのような疑問が解決します。
イベントコンパニオンとして働いてみたい方は、ぜひご覧ください。
イベントコンパニオンの仕事について
イベントコンパニオンという仕事を初めて聞いた方も多いかもしれません。
まずは、イベントコンパニオンという仕事の概要について解説します。
イベントコンパニオンとは?
イベントコンパニオンとは、イベントや展示会といった場所で製品のPRなどを行う人のことを指します。
イベントコンパニオンは女性がほとんどですが、男性のイベントコンパニオンを募集している事務所も一部存在します。
新型コロナウイルスの影響でオフラインイベントの数は減っていますが、そんな中でもイベントコンパニオンの需要は絶えません。
オンライン上でのイベントなどにも活躍の場を広げているため、今後もニーズはなくならないとされています。
イベントコンパニオンにはどんな人が多いのか
イベントコンパニオンは、学生から大人まで幅広く人気のある職種です。
仕事の量を調整しやすいため、授業の合間に働きたい大学生や、家事・習い事・本業で忙しい社会人・主婦の方にも人気の高い仕事です。
年齢層でいうと、20代の方がほとんどとなっています。
ノルマのようなものはない場合がほとんどなので、土日や長期休暇のみに集中して働くといった働き方も実現できますよ。
イベントコンパニオンにはどうしたらなれるの?
イベントコンパニオンになるためには、プロダクションや派遣会社といったイベントコンパニオンの事務所に登録する必要があります。
登録後は、その事務所で募集されている仕事から任意のものにエントリーして業務を行う形となります。
未経験でもイベントコンパニオンの事務所に入っていいの?
イベントコンパニオンの経験がない場合、いきなり事務所に登録するのは憚られる方も多いかもしれません。
しかし、ほとんどのイベントコンパニオンの事務所では、未経験者も含めて募集しています。
イベントコンパニオンの事務所では、登録後に接待の方法や接待における心構えなどを学べるマナー研修が用意されている場合がほとんどです。
そのため、マナーなどについて専門的に学んだことがない方でも安心して登録できます。
なお、MCやナレーターといった比較的専門的な仕事については経験者のみの募集になっているケースもあります。
応募条件は事務所によっても異なるため、詳しくはそれぞれの事務所のWebサイトなどをご確認ください。
イベントコンパニオンの事務所選考を通過できるのはどんな人?
後ほども解説しますが、イベントコンパニオンになるためには事務所の選考を通過しなければなりません。
事務所の選考を通過できるのは、イベントコンパニオンに向いている人です。
イベントコンパニオンは未経験でも挑戦できますが、やはり仕事である以上向き不向きはあるのです。
では、どんな人がイベントコンパニオンに向いていると言えるのでしょうか。
ルックスが美しい人
顔立ちの美しさやスタイルの良さは、イベントコンパニオンにおいて重要な要素のひとつです。
商品を魅力的に見せるために、外見はモデルレベルの美しさが求められます。
単に美人というだけではなく、お客さんに親しみを持ってもらえるような愛嬌のある顔立ちであることも重要です。
また、イベントコンパニオンは身長が高い方が有利です。
160〜170cm程度あると、オーディションや選考でも選ばれやすくなります。
イベントコンパニオンの仕事のひとつであるレースクイーンは、身長の高さが特に重視される仕事です。
コミュニケーション能力が高い人
ビジネスの場に立ってお客さんと話をすることも多いイベントコンパニオンは、コミュニケーション能力が高いことも大切です。
展示会場などに訪れたお客さんとスムーズに会話を行い、ビジネスを円滑に進める手助けをする必要があります。
初対面の人と話すことに抵抗がない方、人前で話すのが得意な方に向いた仕事だといえるでしょう。
体力がある人
イベントコンパニオンは、厳しい暑さ寒さの中でも行われる仕事です。
冬の寒い中露出の多いコスチュームで立っていたり、夏の暑い気温の中タイトなコスチュームで過ごしたりしなければなりません。
イベントの会場が野外だった場合、その過酷さはさらに増すでしょう。
また、イベントコンパニオンは一日中立ち続ける仕事となることも少なくありません。
高いヒールを履くことがほとんどなため、その点でもさらに体力を消耗することになるでしょう。
長い時間ヒールで立つことになっても、お客さんに笑顔を振り撒き続けられる体力が必要です。
イベントコンパニオンの事務所とは
イベントコンパニオンになるためには、基本的に事務所に登録する必要があります。
ここからは、イベントコンパニオンの事務所について解説していきます。
事務所に登録したらどんな仕事ができる?
事務所に登録するとイベントコンパニオンとして働けるようになりますが、イベントコンパニオンと一口に言ってもその仕事は多種多様です。
ここからは、イベントコンパニオン事務所で募集されている仕事の一例を解説します。
イベントや展示会での案内
イベントや展示会などのブースに立つ仕事です。
こちらの仕事では、主に以下のようなことを行います。
・来場者への接客
・クライアントの商品の魅力をプレゼンテーションする
・名刺の回収
・商品サンプルの配布
・パンフレットの配布
・ノベルティグッズの配布
・アンケート用紙の回収
ナレーター・司会・MC
イベントコンパニオンの仕事の中には、積極的に喋ることが求められる MC やナレーターのような仕事も用意されています。
こちらは、来場者の前で製品の説明を行ったり、イベントを進行したり、セミナーの司会を務めたりする仕事です。
通る声やコミュニケーション能力の高さ、司会進行の技術、アドリブ力など、トークに関するさまざまなテクニックが求められます。
このような仕事は展示会などの一般的な仕事よりも難易度が上がるため、それに伴って給料も高くなる傾向にあります。
レースクイーン
レースクイーンとは、レース場でお客さんへの接客やレースの応援などを行う仕事です。
レース場にはレースクイーンの撮影を目的としたお客さんも多いため、特に大きな注目を浴びるイベントコンパニオンだといえるでしょう。
レースクイーンは数あるイベントコンパニオンの仕事の中でも求められる素養が多く、中〜上級者向けの仕事となっています。
ほかのイベントコンパニオンの仕事以上にビジュアルの必要レベルが高いため、選考は狭き門です。
また、特に高い身長を求められる仕事でもあるため、ビジュアルの美しさとスタイルの良さの双方を兼ね備えていなければなりません。
イベントコンパニオン事務所の給料事情は?
イベントコンパニオン事務所に所属した場合、案件にエントリーして仕事を行うと給料が発生します。
また、仕事の前に行われるリハーサルや商品研修にも給料が発生するケースがほとんどです。
イベントコンパニオンの給料は、時給制または日給制が多くなっています。
時給制の場合およそ1,300〜2,500円、日給制の場合10,000〜20,000円程度が相場となります。
また、MCやナレーターのように技術力が求められる仕事となると、時給3,000円にまで達することもあります。
誰もがイベントコンパニオンになれるわけじゃない!事務所の選考とは?
イベントコンパニオンの事務所は、応募すれば誰でも入れるわけではありません。
厳しい選考を通過しなければ、事務所のイベントコンパニオンになることは残念ながらできないのです。
イベントコンパニオン事務所に応募した後には、通常の企業のように面接を行うこととなります。
イベントコンパニオン事務所の選考の流れ
初めてイベントコンパニオン事務所に所属する方は、どのような流れで仕事を行うのかがわからないでしょう。
仕事の流れがわからないと、なんとなく不安を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからはイベントコンパニオン志望の方が事務所に応募してから仕事を始めるまでのおおまかな流れを解説していきます。
なお、以下で紹介するのは一般的なイベントコンパニオン事務所の場合です。
事務所によって流れが前後したり工程が増減したりするケースもありますので、ご注意ください。
事務所に応募する
まずは、現在募集を行っているイベントコンパニオンの事務所に応募します。
インターネット上で募集を行っているイベントコンパニオン事務所も多いため、自分に合った事務所をじっくりと探してみてください。
応募フォームでの応募の場合、ここで名前や生年月日などの情報を登録していきます。
ルックスの美しさが求められる仕事のため、バスト・ウエスト・ヒップのサイズや応募者の写真をここで送る場合もあります。
応募後は事務所から連絡が届くため、メールでやりとりをしながら面接の日程を決めていきましょう。
事務所で面接を行う
その後、事務所で面接を行います。
イベントコンパニオンに求められるのは、ルックスの良さ・丁寧な接客態度・お客さんと話せるコミュニケーション能力・適度な体力です。
面接ではこれらの素養を中心に測られるため、常に意識していきましょう。
なお、もしも過去にイベントコンパニオンの経験がある場合は、その時の実績をアピールできるものを持ち込むのもおすすめです。
具体的には、宣材写真やボイスサンプル、経歴書といったものになります。
こういった宣伝材料を持ち込むことで、よりスムーズな選考が可能になるでしょう。
ちなみに一般的な事務所では面接だけの選考となりますが、大きな事務所となると別途オーディションが用意されているケースもあります。
事務所のマナー研修を受ける
イベントコンパニオンの選考を見事通過することができたら、まずはマナーに関するレッスンや研修を受講します。
イベントコンパニオンでは立ち振る舞いや丁寧な話し方が求められるため、ここで礼儀作法を学んでおく必要があります。
事務所によっては、MCやナレーターなどの専門職志望者に向けて別途有料のレッスンを設けている場合もあります。
なお、イベントコンパニオン経験者の場合こちらのマナー研修を受けなくて良いケースもあります。
プロフィール写真の撮影
プロフィール写真とは、お仕事エントリー時の選考で使用される写真のことです。
この写真で仕事の採用可否が決定するため、非常に重要な写真だと言えるでしょう。
撮影は一般的に、イベントコンパニオン事務所が提携している撮影スタジオで行われます。
仕事へのエントリー
イベントコンパニオン事務所への登録が完了したら、お仕事へのエントリーを行っていきます。
さまざまな仕事が用意されているため、自分のスケジュールに合った仕事へ応募しましょう。
エントリー後は、プロフィール選考が行われます。
こちらでは、前の工程で撮影したプロフィール写真をもとに選考が行われます。
また、人気の案件の場合には、この段階でもオーディションが行われます。
リハーサル・マナー研修
仕事に採用されたら、当日を迎える前にリハーサルや研修を受講します。
リハーサルでは、仕事当日の流れを実際の現場で前もって確認します。
商品研修は、当日宣伝する商品について詳しく学ぶ研修です。
商品研修を受講することで、その商品の魅力をより明確に伝えられるようになります。
リハーサルや商品研修は仕事の一環であるため、給料が支払われる場合がほとんどです。
仕事当日
参加する準備が整ったら、いよいよお仕事の本番です。
初心者のうちは、事務所のマネージャーや先輩が横でサポートしてくれます。
そのため、初めてでも安心して取り組むことができるでしょう。
まとめ
イベントコンパニオンになるためには、事務所に所属する必要があります。
事務所に所属したり仕事を行ったりするためには、厳しい面接やオーディションを通過しなければなりません。
ルックス・接客態度・コミュニケーション能力といったさまざまなスキルを磨き続ければ、イベントコンパニオンとして華やかに活躍していけるようになります。
また、将来的には司会進行・MC・レースクイーンといった上級者向けの仕事にも活躍の場を広げていけるようになるかもしれません。
イベントコンパニオンの事務所に所属したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。