SNSのユーザー層から利用方法を考える

2022.10.31

特徴を知り、ベストな使い方を

スマートフォンが普及した2010年以降、またたく間に情報発信は紙のチラシやメールから、SNSやLINE、YouTubeなどの動画媒体に変わってきました。もちろん色々試してみることで広告の効果測定をすることは可能ですが、それを行うには人のリソースも時間もさかなければいけませんので、出来ることなら効果があるものをピンポイントで取り入れたいところです。そこで今回は、各媒体のユーザー層をチェックした上で、どのプラットフォームがどのような効果を期待できるか、ご紹介できればと思います。

 

 

こちらは2017年〜2020年までの、各プラットフォームのユーザー層をグラフにしたものになります。メールに取って変わったコミュニケーション手段であるLINEが圧倒的に強いですが、その他でいうとTwitterはほぼ横ばい。Instagramのユーザー層が増加の傾向を見せ、Facebookのユーザー層は落ち、変わってTikTokなどの簡単に動画が見られるアプリが登場してきました。

 

次は、個別データと特徴を見ていきましょう。

 

各プラットフォームの特徴

LINE

今や知らない人はほとんどいないツールとなったLINEは、全年齢層で利用率は高く、特にガラケーを使用していた高年齢が、機種変更とともにスマートフォンへ変更したことや、災害時に電話回線がパンクした経験から、ネット回線の通話ができるLINEを子どもたちに促されて入れていることで爆発的に利用者は増えております。

 

メリット

・ユーザー数が圧倒的に多い

・無料でメッセージを送れる

・メッセージを見てもらいやすい

・アンケート(NPS)が取れる

 

デメリット

・友だち登録した人にしか配信できない

・ある程度メッセージを送る場合は有料プランに加入する必要がある

・簡単にブロックできる

・スマホユーザー以外に

 

Twitter

20代を中心に30代・40代で男女問わずユーザー数は多く、何か情報を得る、何か情報を発信するのに強い。いい情報も拡散されやすいが、悪い情報も拡散されやすく、炎上してしまった場合は収集がつきにくい。

 

 

メリット

・拡散性が高い

・リアルタイムの情報をすぐに投稿できる

・フォロワーとコミュニケーションがしやすい

 

デメリット

・炎上してしまった場合、収集がつきにくい

・投稿内容の修正ができない

・投稿の文字数制限がある

 

Instagram

20代〜40代の女性ユーザーやお洒落に敏感な層が多い。動画や写真を見ることがメインとなるため、テキストでメッセージを伝えることが不向きであり、また投稿テキストの改行にも一工夫必要になる。

 

 

メリット

・女性や20代のユーザーが多い

・写真や動画などの画を見せるプラットフォームとして強い

 

デメリット

・拡散力が低い

・慣れるまで投稿に手間を感じる

・フォロワーをつけるための労力がかなりかかる

・テキストで何かを伝えることは不向き

 

Facebook

30〜40代のビジネス層の利用が多いです。実名の登録が必要なので、何か気軽に情報を発信するよりも、ビジネスシーンでの情報発信や、面識のある方と繋がるツールとしての利用に向いています。

 

 

メリット

・ターゲットを絞っての効果的な広告を打てる

・B to Bで使いやすい

・Instagramとの相性がいい

 

デメリット

・個人情報の登録が必要

・機能面でやや使いづらい

・若年層に情報を発信しづらい

 

TikTok

2016年からサービスを開始した歴史の浅いサービス。若年層のユーザーが多いが、30代以上のユーザーは多くはない。自由に使える音楽も用意されているので、動画の作り方や投稿の仕方が固まれば比較的簡単に投稿することが出来る。

 

 

メリット

・若年層に情報を発信できる

・企業の参入がまだ少ない

・他のSNSと連携しやすい

 

デメリット

・動画制作にある程度のセンスが必要

・若年層にユーザーが偏りすぎている

 

まとめ

各SNSのユーザー層を見ると、女性のユーザーが多いのは「Instagram」、若年ユーザーが多いのは「TikTok」になります。「LINE」「Twitter」は全年齢層で強く、「Facebook」はビジネスでの利用が向いていることが見えてきます。この特徴を考えて最適な使い方を考えると

 

・Twitter:フォロワーを中心に不特定多数に情報を発信したい場合に向いている

・LINE:お友だち追加をしてくださったユーザーにコアな情報を発信するのに向いている

・Instagram/TicTok:お店の和気あいあいとしたバックヤードの風景などを投稿することで、職場環境を発信できるので、求人としての効果が見込める

・Facebook:企業情報を発信することで、正社員求人の1つのプラットフォームとして利用できる

 

目的や目標を設定せず、色々なSNSに手を出してしまうと、投稿の管理だけで大変になってしまいます。また、フォロワーはなかなかつかないものということを理解しましょう。フォロワーが増えていかないことで、更新を止めてしまうというのが一番もったいないケースですので、「フォロワー数の目標を立てる」「毎日更新する」「定期的に投稿内容を振り返る」「反応のよかった投稿を取り入れて投稿内容を随時ブラッシュアップする」この4つを継続していきましょう。

 

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